2020年3月10日 参議院内閣委員会 山田太郎議員の質問より 「ゲーム依存症について」文字起こし

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてのブログ更新です。

3月12日(木)13時から第7回条例検討委員会が開催されることになりました。

 

今後の動き

3月12日(木)13時 第7回条例検討委員会

3月13日(金)10時 香川県議会本会議(一般質問)

3月16日(月)10時 香川県議会本会議(一般質問)

3月18日(水)10時 香川県議会本会議最終日(提出・採決)

 

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)案の提出・採決が一週間後に迫りました。

あまり時間はありませんが、県議会議員へ電話、メール、FAXで意見を伝えることはできます。

 

さて、今回書き起こすのは2020年3月10日参議院内閣委員会の山田太郎参議院議員の質問と答弁です。

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 

このブログ記事は、正式な会議録が公開されるまでの間に急ぎ必要な人のための文字起こしです。正式な会議録が公開されましたら、そちらをご利用ください。

当然ながら、これは正式な会議録ではないので、ご利用は自己責任でお願いします。

 

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 ●山田太郎議員

さて、またちょっと毛色が変わるんですが、ゲーム依存症の、ゲーム規制の問題についてお伺いしたいと思います。

今、こういうふうにですね、新型コロナで子供達、行き場がない、学校もない。それで、おうちでゲームをやる。

そうするとですね、最近ですね、こうゲーム依存症の議論の中からですね、あんまりゲームをやるとですね、問題があるとか、依存症になるとかっていうことで、ちょっと実はですね、ゲーム依存症ってことはあるんでしょうけども

間違った理解がされているんじゃないかと思って危惧してます。

えー、政府もですね、デジタル化時代を含めてですね、例えばeスポーツとかですね、PCを配布してデジタルネイティブの人材を作っていこうという一方で、ある県ではですね条例でもってですね、一日いわゆるゲームまたはスマホを一時間とか一時間半とか、夜9時とか10時以降はいじっちゃいけないとか、

どうも全体としては政策がちぐはぐになる可能性があると、こういうふうに思ってまして、危惧を持っております。

で、原因となっておりますのはですね、WHOのほうでですね、ICD-11という形で、いわゆるゲーム依存症が分類され採択されたことをきっかけにですね、日本でも議論が始まったわけでありますが、よくよくこれ調べてみますとですね、ICD-11で採用されたいわゆるゲーム依存症というのはですね、まだ和訳定義、原因究明、対処方法などは国内で議論されていないと。

で、しかも法的拘束力がとくにあるわけではなくてですね、まあその規則の2条で死亡及び疾病統計を作成する際に、その基準を合わせる必要があるのみとされておりますので、過度にWHOのそういう議論がされたからといって日本は日本のあり方をですね、きちっと、私は議論するべきだというふうにも思っています。

で、よく勘違いされるのは、このICDの議論なんですけども、あたかもゲーム依存症というのがですね、そもそも、もう疾病であると、病気であるというふうに定義されたんだというところの誤解があると思いますが、まずこれは厚労省にお伺いしたいと思いますが、ICD-11にですね、いわゆるゲーム依存症というのは分類されてるけれども、結局日本としてではですね、死亡及び疾病統計に関することが義務付けられているのみで、それ以外は特段何も決まっていないという理解でいいのか。

結論だけ簡潔に、そうならそうと言っていただきたいんですが、お願いします。

 

厚生労働省やまださん

先生のご指摘のWHOのICD-11につきましては、先生のご指摘どおり、統計法に基づく統計基準としてICDに準拠した疾病障害および死因の統計分類を告示して公的統計において使用しており、現在、日本医学会等の協力を受けながらICD-11の和訳作業を進めているところでございます。

 

山田太郎議員

次にはですね、昨年11月に発表された国立久里浜医療センターですね、ネットゲーム使用と生活習慣に関する実態調査ということで、ゲームを行う時間とゲーム依存症の間にですね、これについては何ら因果関係を示すものではないということは、厚労省自身も認めてます。

そんな中で、ただですね、どうも、時間ばかりがゲーム依存症の原因として、少し偏った議論がですね、国内あるいは厚労省さん、あるいは文科省さんの中でも議論されてたんじゃないかということで、ちょっと危惧してます。

もちろんゲーム依存症はあるとは思いますが、例えば原因はですね、うつ病だったりとか多動性症候で、ゲーム依存症というのはあくまでも二次障害として出てくることがある。

そうなってくると、必ずしも時間だけをとってしまうと間違ったいわゆる原因の追究になって、結局ですね、ゆがんだ形になってしまうんではないかなと、こういうふうに思うわけであります。

そこでですね、えー、まあ、あの本来ですね、実施する調査についてもですね、ゲーム依存症の一因とされてる、うつ病とか多動性症候との関係とか、家庭の状況など、ゲームの依存症と因果関係を研究すべきであってですね。

ひとつの偏った仮説であるゲーム時間を重視した、今後アンケートのようなものをですね、積極的にやっていくというのは危惧を感じてるんですが、こういうですね、科学的に根拠があるのかどうかということについて、ぜひ避けるべきだと思います。

検証可能なエビデンスの提出を求めるべきだというふうに思いますが、このあたりですね、ご答弁いただきたいと思ってます。

 

厚生労働省はしもとさん

お答えいたします。今、委員からご指摘いただきましたネットゲーム使用と生活習慣についてのアンケートでございますが、これは我が国におけるゲーム使用状況と生活習慣とに関する実態を把握するために国立病院機構久里浜医療センターにおいて実施されて、昨年11月に結果が公表されました。

この調査の中では、「ゲームをやめなければいけないときにしばしばゲームをやめられませんでしたか」という質問に対して「はい」と答えた者の割合は、ゲーム時間が長くなるにしたがって多くなる傾向にあるということが示されましたが、今委員ご指摘のとおり、この調査結果なども含め、ゲーム依存症の発症とゲーム時間の因果関係については確認されておりません。

また、現在おこなわれている全年齢対象の実態調査についても基本的には、今ご指摘いただきました昨年11月に公表した調査と同じでございますので、今後因果関係やメカニズム、治療方法等の解明につなげるためには、さらなる研究が必要というふうに承知をいたしております。

いうまでもございませんが、今後とも科学的根拠に基づいて政策を進めていく必要があるというふうに考えてございますし、ゲーム依存症については日常生活や社会生活に影響を及ぼしうるものでございますので、その対策は大変重要でございます。

ひとつの見解にかたよらず、実態調査だけでなく、これまでの依存症一般に関する知見や診療、相談事例の実態、有識者の意見等もふまえつつ対策を進めてまいりたいと考えてございます。

 

山田太郎議員

以上、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案のパブリック・コメントを送りました

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてのパブリック・コメント香川県議会事務局へ送りました。

 

パブリック・コメント募集のページ(香川県のホームページ)

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてパブリック・コメント(意見公募)を実施します

https://www.pref.kagawa.lg.jp/content/dir1/dir1_1/dir1_1_1/wr2f3g200122132241.shtml

 

 

内容は以下のとおりです。

 

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パブリック・コメントへの意見

 

1.はじめに

 

 まず、香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案(以下、本条例素案という)に対する立場を述べる。依存症の対策は必要なことだと考えるが、本条例素案のままでは賛同できないため、反対の立場である。

 その理由は、本条例素案は依存症の対策として不備があることと、事業者として、本条例素案の条文に協力することが非常に困難であると判断したからである。

 また、手続きの不備と思われる点もあるため、2月開会の県議会定例会への提出は見送ること、条例検討の議論を再開することなどを求める。

 それらの問題点を指摘しながら、本条例素案について以下に意見を述べる。

 

2.依存症対策条例としての不備

 

2.1 依存症支援機関・支援内容の記載がない

 まず、本条例素案は依存症対策が目的であるにもかかわらず、依存症になった人に対してどのような支援機関と支援内容があるのか、全く盛り込まれていない。この点は致命的な不備である。

 医療機関精神保健福祉センター、保健福祉事務所、保健センター、消費生活センターなどといった依存症支援機関を記載し、それらと学校等や市町との連携の手順についても記載することが必要である。依存症になった人に対する支援体制があることを前提にした条文に作り直すべきである。

 

2.2 スマートフォン使用時間の制限は有効な対策ではない

 条例検討委員会の参考人・樋口進医師は、スマホ(ネット)依存に陥る原因の典型は人間関係のトラブルであり、ただスマートフォンを取り上げるといった対応をとっても、問題は全く解決しない、と唱えている。依存症の有効な対策は、大元の原因を解決することである。

 依存症でない人も含めてネット・ゲームを単純に時間で区切って制限することは、依存症の有効な対策にはならず、むしろ依存症の人を苦しめ、逆効果になりかねない。また、依存症ではない人の生活を無意味に制限することになり、県民にとって不利益であるだけと言わざるを得ない。したがって、特にスマートフォン等の使用時間の制限を規定している第18条2項は削除するべきである。

 

 

2.3 愛着形成は有効な対策とはいえない

 愛着形成が依存症の対策として有効であるというエビデンスはなく、条例検討委員会の参考人岡田尊司医師の資料にも、愛着形成はかならずしも依存症の予防に有効ではないことが指摘されている。

 にもかかわらず、条文でくりかえし愛着形成の重要性を記載することにより、愛着形成があたかも依存症対策に有効であるかのような誤解を県民に与えかねず、依存症対策の目的に合致しない。したがって、該当する条項は削除することが妥当である。

 

 具体的には、

 

・前文「親子の信頼関係が形成される乳幼児期のみならず、子ども時代が愛情豊かに見守られることで、愛着が安定し、子どもの安心感や自己肯定感を高めることが重要であるとともに、」

・第4条(県の責務)3項「県は、県民をネット・ゲーム依存症に陥らせないために市町、学校等と連携し、乳幼児期における子どもと保護者との愛着の形成の重要性について、普及啓発を行う。」

・第6条(保護者の責務)2項「保護者は、乳幼児期からの子どもと向き合う時間を大切にし、子どもの安心感を守り、安定した愛着を育むとともに、学校等と連携して、子どもがネット・ゲーム依存症にならないよう努めなければならない。」

・第8条(国との連携等)3項「県は、県民をネット・ゲーム依存症から守るため、国に対し、乳幼児期における子どもと保護者との愛着の形成や安定した関係の大切さについて啓発するとともに、必要な支援その他必要な施策を講ずるよう求める。」

 

 以上の文言は削除する。

 

2.4 依存症の予防法はまだ確立されていない

 依存症の予防に成功した例はなく、予防法はまだ確立されていない。有効な予防法は不明であるにもかかわらず、県民や全国の事業者に依存症の予防に努めるよう義務を課す条項があることにより、県民や全国の事業者に過剰な負担を強いることになる。このことは委縮効果が非常に大きく、依存症の対策にはならないばかりでなく、県民のみならず全国民の生活に混乱と不利益を招くおそれがある。したがって、依存症の予防の努力義務を規定した条項は削除するか、または有効な対策となるよう文言を修正する必要がある。

 

2.5 「eスポーツ」、「オンラインゲーム」等の具体名の記載について

eスポーツ」、「オンラインゲーム」といった具体的な名称があるが、あたかもそれらが依存症を引き起こす原因であるかのような誤解を、すなわち、それらさえ避けていれば依存症にはならないという誤解を与えるおそれがある。また、事業者にとっても、依存症に配慮した場合にどこまで自主規制する必要があるか基準が不明なため、際限なき委縮につながる。事業者が委縮すれば、県民のみならず、国民の生活や経済に混乱と不利益をもたらしかねない。以上のことから、具体的なゲームの種類の名称は、条例に記載するべきではなく、削除することが妥当である。

 

3.県民、国民の生活を過剰に制限・規制するおそれのある条項

 

3.1 第11条2項による表現の自由が侵害されるおそれ

 第11条(事業者の役割)2項の前段は「前項の事業者はその事業活動を行うに当たって、著しく性的感情を刺激し、甚だしく粗暴性を助長し、又は射幸性が高いオンラインゲームの課金システム等により依存症を進行させる等子どもの福祉を阻害するおそれがあるものについて自主的な規制に努めること等により、」、後段は「県民がネット・ゲーム依存症に陥らないために必要な対策を実施するものとする。」とあり、事業者は県民が依存症にならないための自主規制を求められている。前段は子どもの福祉を阻害するおそれがあるものについて言っているが、後段は対象が県民つまり大人も含まれているため、県民の知る権利を侵害するおそれがある。

 私はインターネット上に小説やイラストの創作を発表する活動をしており、第11条2項によって創作活動を自主規制させられる当事者の一人である。創作活動は憲法に保障される表現の自由の活動であり、条例によって委縮させ、国民の自由な創作活動を阻害することは、基本的人権の侵害にあたると言わざるを得ない。

 したがって、第11条2項は削除するべきである。

 

3.2 第11条3項による情報が制限され県民の安全がおびやかされるおそれ

 第11条(事業者の役割)3項で、事業者は「県民がネット・ゲーム依存症に陥らないために必要な対策を実施」する義務が課せられるが、事業者にとっては、依存症に陥らないための対策の意味するところが全く分からないため、香川県のみ情報を遮断され、必要な情報が得られなくなるおそれすらある。それにより県庁組織の情報収集能力、危機管理能力にも多大な支障をきたし、県民の安全な生活がおびやかされかねない。

 したがって、第11条3項は削除するべきである。

 

4.その他

 

4.1 ネット・ゲームは大切な活動の一つであることを前文に明記するべきである

 本条例素案は、ゲーム規制が目的ではなく、依存症対策が目的である。前文で「社会全体で子どもがその成長段階において何事にも積極的にチャレンジし、活動の範囲を広げていけるようにネット・ゲーム依存症対策に取り組んでいかなければならない。」とうたっているが、もちろんネット・ゲームも大切な活動の一つである。その事実をふまえたうえで、依存症対策に取り組まなければならない。この基本原則を共有するために「ネット・ゲームは大切な活動の一つである」ことを前文に盛り込むべきである。

 第4条(県の責務)4項は「県は、子どもをネット・ゲーム依存症に陥らせないために屋外での運動、遊び等の重要性に対する親子の理解を深め、健康及び体力づくりの推進に努めるとともに、市町との連携により、子どもが安心して活動できる場所を確保し、さまざまな体験活動や地域の人との交流活動を促進する。」としているが、県のこの取り組みは、ネット・ゲームを子どもたちから遠ざける目的ではなく、子どもたちの活動の範囲を広げることが第一の目的で行われることをゆめゆめ忘れてはならない。

 

4.2 「ひきこもり」の記載について

 前文および第3条(基本理念)に「ひきこもり」を問題の事象としてあげている。

「ひきこもり」とは外にあまり出ないで過ごす、つまりほとんどの時間を家の中で過ごす状態のことであり、その状態で問題なく生活している人もいれば、問題を抱えている人もいる。問題を抱えている人について、何が問題かを把握することが大事であり、「ひきこもり」を問題と捕らえるのは、そもそも事実誤認である。したがって、前文と第3条の「ひきこもり」の記載は削除するべきである。

 なお、前文では「子どもの学力や体力の低下のみならずひきこもりや睡眠障害、視力障害など」を問題とし、第3条では「睡眠障害、ひきこもり、注意力の低下等」を問題としており、記述が一致しておらず、何を問題と捕らえている条例なのかがあいまいである。この点でも条文の再考が必要だと考えられる。

 

4.3 保護者の相談する義務に関する記載について

 第18条(子どものスマートフォン使用等の制限)3項に「保護者は、子どもがネット・ゲーム依存症に陥る危険性があると感じた場合には、速やかに、学校等及びネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等に相談し、子どもがネット・ゲーム依存症にならないよう努めなければならない。」とある。この条文をそのまま読むと、保護者は、学校と学校以外の支援機関との両方に相談する義務が課せられている。

 依存症を抱えていることはプライバシーにかかわることであり、学校には知られたくない人もいると考えられる。また、学校の業務からいっても支援体制には限界があり、学校がすべての依存症の相談にのるのは負担が大きい。保護者にとっても学校と学校以外の支援機関との両方に相談するのは負担が大きく、学校への相談の義務を課すことには疑問がある。学校や保護者の負担を減らし、支援機関が連携する体制を作って効率的な依存症対策を行うことが望ましい。

 以上のことから、学校への相談を義務づける「学校等及び」を、「学校等又は」と変えることが妥当である。

 

5.手続きの不備

 

 最後に、本条例素案に関して、手続きの不備と思われる点を指摘し、2月開催の県議会定例会への提出は見送ることを求める。さらに、条例制定までの手続きとして、専門家を入れて条例検討の議論をすること、議会提出前に委員会を開催して条例素案の内容が審議されること、再度パブリック・コメントを募集することを求める。

 

5.1 条例制定の根拠に欠けている

 ゲーム障害を含むWHOの基準ICD-11は2022年(令和4年)1月1日発効される予定である。国内でもゲーム障害の対応は現在、検討中である。今後、新しい知見が得られることが期待されるにもかかわらず、それを待たずに、まだ解明されていない部分が多い依存症対策について早々に条例を制定することは、時期尚早であると言わざるを得ない。徒な条例制定は「依存症に対処したつもりになる、やった気になる」ことにつながり、その結果、依存症で苦しむ人を救えないまま放置することになりかねない。

 少なくとも国内での方針が決まるまで待つべきである。

 一旦、条例が制定されれば、今後数十年ものあいだ残り続ける。本条例素案はあきらかに不備が多く、さらに時間をかけて議論をし、練り直す必要がある。拙速に条例制定を強行することは避けなければならない。

 したがって、2月開催の県議会定例会への提出は見送るべきである。

 

5.2 条例の目指す支援対象は子どもか県民かが不明確である

 この条例素案は、前文で「本県の子どもたちをはじめ、県民をネット・ゲーム依存症から守る」と宣言している。大人も含めすべての県民を守る点は是であると評価する。しかし、第2条(定義)の「学校等」の定義は「(大学を除く。)」となっており、大学生が依存症になった場合に大学は関わらない、支援を行わないこととするのは、宣言と矛盾している。

 本条例素案の意図としては、大学生が依存症になった場合、対策することを想定しているのか、それとも対策しないのか。条例として機能するためには、子どもだけを守るのか、県民つまり子どもも大人も守るのか、どちらなのか明確に決めなければならない。

 条例の支援対象を見直すためにも、再度、条例検討の議論をやり直す必要がある。

 

5.3 パブリック・コメントの不備

 本条例素案はネット・ゲーム規制が目的ではなく、その名称のとおり依存症対策が目的である。にもかかわらず、県民のほかには第11条に規定する事業者からのパブリック・コメントは受け付けたものの、県外の医療従事者や依存症支援機関の職員、また依存症当事者やその家族、そのほか有識者からのパブリック・コメントを受け付けず、偏った条件で実施された。また募集期間も2週間と短く、告知周知を十分におこなったとはいえず、きわめて不十分である。条件を設けずに、さらなるパブリック・コメント募集をおこなうべきである。

 

5.4 条例検討の再開と委員会審議を求める

 2月開催の県議会定例会への本条例素案提出は見送ることを求めるとともに、条例制定までの手続きとして、専門家を入れて条例検討の議論をすること、議会提出前に委員会を開催して条例素案の内容が審議されること、そのうえで再度パブリック・コメントを募集し、検討をおこなうことを求める。

 

 

以上

香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)(素案)2020年1月20日版をテキストにしました

修正履歴

1月20日。第6条2項「乳幼児期において、」となっていたので、「乳幼児期からの」に修正しました。

1月21日。第11条2項「オンラインゲームの課金システム等により依存症を依存症を進行させる等」と「依存症を」が連続していたので、ひとつ削除しました。

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香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)(素案)

R2.1.20

 

 インターネットやコンピュータゲームの過剰な利用は、子どもの学力や体力の低下のみならずひきこもりや睡眠障害、視力障害などの身体的な問題まで引き起こすことなどが指摘されており、世界保健機構において「ゲーム障害」が正式に疾病と認定されたように、今や、国内外で大きな社会問題となっている。とりわけ、射幸性が高いオンラインゲームには終わりがなく、大人よりも理性をつかさどる脳の働きが弱い子どもが依存状態になると、大人の薬物依存と同様に抜け出すことが困難になることが指摘されている。

 その対策としては、国において、他の依存症対策と同様に、法整備の検討や医療提供体制の充実などの対策を早急に講ずる必要があるが、県においても、適切な医療等を提供できる人材などを育成するため、研修体制の構築や専門家の派遣等の支援に取り組むことが求められている。

 加えて、子どものネット・ゲーム依存症対策においては、親子の信頼関係が形成される乳幼児期のみならず、子ども時代が愛情豊かに見守られることで、愛着が安定し、子どもの安心感や自己肯定感を高めることが重要であるとともに、社会全体で子どもがその成長段階において何事にも積極的にチャレンジし、活動の範囲を広げていけるようにネット・ゲーム依存症対策に取り組んでいかなければならない。

 ここに、本県の子どもたちをはじめ、県民をネット・ゲーム依存症から守るための対策を総合的に推進するため、この条例を制定する。

 

(目的)

第1条 この条例は、ネット・ゲーム依存症対策の推進について、基本理念を定め、及び県、学校等、保護者等の責務等を明らかにするとともに、ネット・ゲーム依存症対策に関する施策の基本となる事項を定めることにより、ネット・ゲーム依存症対策を総合的かつ計画的に推進し、もって次代を担う子どもたちの健やかな成長と、県民が健全に暮らせる社会の実現に寄与することを目的とする。

 

(定義)

第2条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(1)ネット・ゲーム依存症 ネット・ゲームにのめりこむことにより、日常生活又は社会生活に支障が生じている状態をいう。

(2)ネット・ゲーム インターネット及びコンピュータゲームをいう。

(3)オンラインゲーム インターネットなどの通信ネットワークを介して行われるコンピュータゲーム

(4)子ども 18歳未満の者をいう。

(5)学校等 学校教育法(昭和22年法律第26号)第1条に規定する学校(大学を除く。)、児童福祉法(昭和22年法律第164号)第39条第1項に規定する保育所及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(平成18年法律第77号)第2条第6項に規定する認定こども園をいう。

(6)スマートフォン等 インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)することができるスマートフォン、パソコン等及びコンピュータゲームをいう。

(7)保護者 親権を行う者若しくは未成年後見人又はこれらに準ずる者をいう。

 

(基本理念)

第3条 ネット・ゲーム依存症対策は、次に掲げる事項を基本理念として行わなければならない。

(1)ネット・ゲーム依存症の発症、進行及び再発の各段階に応じた防止対策を適切に実施するとともに、ネット・ゲーム依存症である者等及びその家族が日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるように支援すること。

(2)ネット・ゲーム依存症対策を実施するに当たっては、ネット・ゲーム依存症が、睡眠障害、ひきこもり、注意力の低下等の問題に密接に関連することに鑑み、これらの問題に関する施策との有機的な連携が図られるよう、必要な配慮がなされるものとすること。

(3)ネット・ゲーム依存症対策は、予防から再発の防止まで幅広く対応する必要があることから、県、市町、学校等、保護者、ネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等が相互に連携を図りながら協力して社会全体で取り組むこと。

 

(県の責務)

第4条 県は、前条の基本理念にのっとり、ネット・ゲーム依存症対策を総合的に推進する責務を有する。

2 県は、市町が実施する施策を支援するため、情報の提供、技術的助言その他の必要な協力を行う。

3 県は、県民をネット・ゲーム依存症に陥らせないために市町、学校等と連携し、乳幼児期における子どもと保護者との愛着の形成の重要性について、普及啓発を行う。

4 県は、子どもをネット・ゲーム依存症に陥らせないために屋外での運動、遊び等の重要性に対する親子の理解を深め、健康及び体力づくりの推進に努めるとともに、市町との連携により、子どもが安心して活動できる場所を確保し、さまざまな体験活動や地域の人との交流活動を促進する。

 

(学校等の責務)

第5条 学校等は、基本理念にのっとり、保護者等と連携して、子どもの健全な成長のために必要な学校生活における規律等を身に付けさせるとともに、子どもの自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るものとする。

2 学校等は、ネット・ゲームの適正な利用についての各家庭におけるルールづくりの必要性に対する理解が深まるよう、子どもへの指導及び保護者への啓発を行うものとする。

3 学校等は、校内にスマートフォン等を持ち込ませる場合には、その使用について、保護者と連携して適切な指導を行うものとする。

4 学校等は、県又は市町が実施するネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする。

 

(保護者の責務)

第6条 保護者は、子どもをネット・ゲーム依存症から守る第一義的責任を有することを自覚しなければならない。

2 保護者は、乳幼児期からの子どもと向き合う時間を大切にし、子どもの安心感を守り、安定した愛着を育むとともに、学校等と連携して、子どもがネット・ゲーム依存症にならないよう努めなければならない。

3 保護者は、子どものスマートフォン等の使用状況を適切に把握するとともに、フィルタリングソフトウェア(青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(平成20年法律第79号)第2条第9項に規定する青少年有害情報フィルタリングソフトウェアをいう。以下同じ。)の利用その他の方法により、子どものネット・ゲームの利用を適切に管理する責務を有する。

 

(ネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者の責務)

第7条 医療、保健、福祉、教育その他のネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者は、県又は市町が実施するネット・ゲーム依存症対策に協力し、ネット・ゲーム依存症の予防等(発症、進行及び再発の防止をいう。以下同じ。)に寄与するものとする。

 

(国との連携等)

第8条 県は、国と連携協力してネット・ゲーム依存症対策の推進を図るとともに、ネット・ゲーム依存症対策に関して必要があると認めるときは、国に対し、他の依存症対策と同様に、法整備や医療提供体制の充実などの必要な施策とともに、ネット・ゲーム依存症の危険要因を踏まえた適切な予防対策の策定及び実施を講ずるよう求める。

2 県は、国に対し、eスポーツの活性化が子どものネット・ゲーム依存症につながることのないよう慎重に取り組むとともに、必要な施策を講ずるよう求める。

3 県は、県民をネット・ゲーム依存症から守るため、国に対し、乳幼児期における子どもと保護者との愛着の形成や安定した関係の大切さについて啓発するとともに、必要な支援その他必要な施策を講ずるよう求める。

 

(県民の役割)

第9条 県民は、ネット・ゲーム依存症に関する関心と理解を深め、その予防等に必要な注意を払うものとする。

2 県民は、社会全体で子どもの健やかな成長を支援することの重要性を認識し、県又は市町が実施する施策に協力するものとする。

 

(市町の役割)

第10条 市町は、県、学校等、保護者、ネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等と連携し、ネット・ゲーム依存症対策を推進するものとする。

 

(事業者の役割)

第11条 インターネットを利用して情報を閲覧(視聴を含む。)に供する事業又はコンピュータゲームのソフトウェアの開発、製造、提供等の事業を行う者は、その事業活動を行うに当たっては、県民のネット・ゲーム依存症の予防等に配慮するとともに、県又は市町が実施する県民のネット・ゲーム依存症対策に協力するものとする。

2 前項の事業者はその事業活動を行うに当たって、著しく性的感情を刺激し、甚だしく粗暴性を助長し、又は射幸性が高いオンラインゲームの課金システム等により依存症を進行させる等子どもの福祉を阻害するおそれがあるものについて自主的な規制に努めること等により、県民がネット・ゲーム依存症に陥らないために必要な対策を実施するものとする。

3 特定電気通信役務提供者(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(平成13年法律第137号)第2条第3号に規定する特定電気通信役務提供者をいう。)及び端末設備の販売又は貸付けを業とする者は、その事業活動を行うに当たって、フィルタリングソフトウェアの活用その他適切な方法により、県民がネット・ゲーム依存症に陥らないために必要な対策を実施するものとする。

 

(正しい知識の普及啓発等)

第12条 県は、県民がネット・ゲーム依存症に陥ることを未然に防ぐことができるよう、必要な情報を収集するとともに、オンラインゲームの課金システムその他のネット・ゲームに関する正しい知識の普及啓発及び依存症教育を行う。

 

(予防対策等の推進)

第13条 県は、市町、学校等、保護者、ネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等と連携し、県民がネット・ゲーム依存症に対する理解及びネット・ゲーム依存症の予防等に関する知識を深めるために必要な施策を講ずる。

 

(医療提供体制の整備)

第14条 県は、ネット・ゲーム依存症である者等がその状態に応じた適切な医療を受けることができるよう、医療提供体制の整備を図るために必要な施策を講ずる。

 

(相談支援等)

第15条 県は、ネット・ゲーム依存症である者等及びその家族に対する相談支援等を推進するために必要な施策を講じる。

 

(人材育成の推進)

第16条 県は、医療、保健、福祉、教育その他のネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者について、ネット・ゲーム依存症に関し十分な知識を有する人材の確保、養成及び資質の向上のために必要な施策を講ずる。

 

(連携協力体制の整備)

第17条 県は、第12条から前条までの施策の効果的な実施を図るため、市町、学校等、保護者、ネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等の間における連携協力体制の整備を図るために必要な施策を講ずる。

 

(子どものスマートフォン使用等の制限)

第18条 保護者は、子どもにスマートフォン等を使用させるに当たっては、子どもの年齢、各家庭の実情等を考慮の上、その使用に伴う危険性及び過度の使用による弊害等について、子どもと話し合い、使用に関するルールづくり及びその見直しを行うものとする。

2 保護者は、前項の場合においては、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームの利用に当たっては、1日当たりの利用時間が60分まで(学校等の休業日にあっては、90分まで)の時間を上限とすること及びスマートフォン等の使用に当たっては、義務教育修了前の子どもについては午後9時までに、それ以外の子どもについては午後10時までに使用をやめることを基準とするとともに、前項のルールを遵守させるよう努めなければならない。

3 保護者は、子どもがネット・ゲーム依存症に陥る危険性があると感じた場合には、速やかに、学校等及びネット・ゲーム依存症対策に関連する業務に従事する者等に相談し、子どもがネット・ゲーム依存症にならないよう努めなければならない。

 

(財政上の措置)

第19条 県は、ネット・ゲーム依存症対策を推進するため、必要な財政上の措置を講ずるよう努める。

 

(実態調査)

第20条 県は、子どものネット・ゲーム依存症対策を推進するため、この条例施行後3年間は毎年、その後は2年ごとに、本県におけるネット・ゲーム依存の実態に関する調査を行う。

 

(施行期日)

1 この条例は、令和2年4月1日から施行する。

(検討)

2 この条例の規定については、この条例の施行後2年を目途として、この条例の施行状況等を勘案し、検討が加えられ、必要があると認められるときは、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする。

 

 

【全国比例は「山田太郎」と書いて投票】私が山田太郎さんを応援する理由

【全国一斉!】
7月21日(日)は参議院議員選挙の投票日です。
山田太郎さんに投票してください。よろしくお願いします。

https://taroyamada.jp/

taroyamada.jp

 

参議院選挙の投票は2枚書きます。
1枚目は選挙区。地元の候補者に投票します。
選挙ポスター掲示板に貼ってある中から1人を選ぶのでも良いでしょう。

2枚目は全国比例。
山田太郎さんは全国比例の候補者なので、2枚目に「山田太郎」と書いてください。

 

なお、山田太郎さんのポスターはありません。
『えっ! 立候補しているのにポスター貼ってない人がいるの?』
そうなんです! だから山田さんが立候補していることが伝わらなくて困っちゃう!
なので、こうしてブログで呼び掛けたりしてみます!

 

【軽く自己紹介】
私が何者かと説明しますと
コミケなど同人誌のイベントにサークル参加していたり

東京都青少年健全育成審議会を傍聴しに毎月東京都庁に行っていたり

YouTubeニコニコ生放送などで配信している「山田太郎のさんちゃんねる」をチャンネル登録したり

山田太郎さんを登場人物にした小説(RPS)(同人誌)を書いたりしている

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山田太郎さんの支援者です。
ちなみに現在住んでいるところは東京です。

 

参議院選挙にむけた私の応援】

山田太郎さんが今年の参議院選挙に立候補すると聞いたので、私は山田さんの選挙を応援しようと思い
似顔絵を描いてみたり

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福島県郡山市で開催の「山田太郎のメディアフォーラム」に参加してみたり

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しました。

 
山田さんは秋葉原に選挙事務所をかまえました。
事務所の壁を飾りたいと聞いて、私は
ちょうど七夕の時期なので事務所の壁に七夕飾りを作ってみたり

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しました。

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支援者のみなさんから短冊が寄せられています

 

そうこうするうちに、有志の方が「やまだたろうの歌」を作詞作曲ボーカロイド打ち込みをして
それを街宣カーで流すという山田さんの選挙活動が始まりました。

https://twitter.com/UL14_MITINOKU/status/1146800020642922497「気が狂う」と評判です

 

ニコ生配信「山田太郎のさんちゃんねる」で「伴奏をつけてほしい」と聞いて、私は
伴奏を作曲入力したデータを送ったり

https://twitter.com/nnanjoh/status/1150246336551251968

 

53万票をめざす山田太郎さんにちなんで、折り紙で蝶ネクタイを53個作ってゴジラのイラストを作ってみたり

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しました。

 

 【私が山田太郎さんを応援する理由】
なぜ私が山田太郎さんの選挙を応援したいかというと
これからの6年間、山田さんに国会議員でいてほしいからです。
山田さんは国会に必要な人であり、この選挙では、ぜひ当選してほしいのです。

 

私はマンガ・アニメ・ゲーム表現の自由の話で山田太郎さんを知りました。
その後、山田太郎さんの児童養護の視察報告を聞いて、
里親や特別養子縁組のことを知るようになりました。

 

ここから私の話をします。

----ココカラ

私は子供のころ、実家を離れて宮崎県の知人の夫婦に預けられていました。
私が生まれた当時、父の転勤の都合で宮崎県に住んでいたのですが、その時知り合った夫婦にお世話になったのです。
私が1歳の時、家族は千葉県に引っ越しましたが、私だけ宮崎に置いていった、と聞いています。
その後私は千葉の幼稚園に入園していますから、何歳の時かはっきりしませんが幼稚園入園までに実家に戻ったのでしょう。
私を育ててくれた宮崎の女性は、私が7歳の時に亡くなりました。母に宮崎に連れていってもらい葬儀には参列できました。
毎年、夏休みには宮崎に遊びにいっていたので、6歳のときに会ったのが最後でした。
その後、私が8歳のとき、私を育ててくれた女性のお骨は、宮崎から福岡の実家にお返ししました。
私もそのとき、私を育ててくれた男性の運転する車に乗って同行したのですが、福岡の連絡先は聞いていないので、実家がどこなのかわかりません。
でもそれから20年以上たって、私を育ててくれた男性が亡くなったとき、宮崎に残っていた位牌をもらいました。
なので位牌はいま、東京の私のところにあります。

----ココマデ


子どもは環境さえ用意すればどんなにでも育つことはできます。
子どもは自力で生きていくことは無理なので、子どもの環境を用意するのは大人の役目、政治の務めです。
そして子どもは将来大人になるのだから、大人になってその役目を担えばいい。
そうやって社会は循環していくのだと思います。


山田太郎さんは、乳児院は減らして、里親や特別養子縁組の支援に力を入れたほうがよいという考え方です。
乳児院は今後減らしていくというのが国の方針です。とはいえ、必要最小限の乳児院は残すでしょう。


私は山田さんのセミナーで勉強した内容と、自分の体験から、自分の進むべき道を考えました。

そして乳児院で働きたい、そのためには保育士の資格を取ろうと考え、専門学校に通いながら、児童相談所で事務のアルバイトをしたりしました。
そして今年、保育士の資格を取りました!∩( ・ω・)∩ばんじゃーい

 

山田さんが国会に戻ったら、それだけでも私たち保育士を支えてくれる存在になります。
私は、正直いうと、山田さんの考え方に全面賛成というわけではありません。
しかし、山田さんと議論するにも、まずは山田さんが国会議員の立場になってもらわないと、話になりません。
国会議員でない山田太郎さんと児童養護について話をしても、単なるおしゃべりにすぎません。

山田さんが国会議員じゃなければ、意味がないんです。
だから、私はどうしても山田太郎さんには国会に戻ってもらいたいのです!!!

 

山田太郎さんを推薦します】
山田太郎さんの子どものための政策は現実的です。
山田さんの方針ははっきりしています。
成果を出さなくてはならない。目的を達成しなくてはならない。
困っている子どもを現実的に助けるために動くのが山田さんです。

山田さんが国会議員になったら、任期の6年間で子どもを救える国に変えてくれるに違いないと、私は確信しています。
子どもを助けるには、ただ「虐待は違法だ」と言ってみるだけでは効果はありません。


私は知り合いに「山田太郎さんに一票をお願いします」と選挙はがきを書いてみたり

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コミックシティ東京、コミックシティ福岡で選挙チラシを配って投票をお願いしてみたり

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しました。

 

特に、チラシを配っていると「山田さんに投票したいけど、選挙区が違うから…」という人がいっぱいいるのがわかります。
山田太郎さんは全国区なので、全国の人が投票できるんです! ぜひ一票をお願いします!」と説明してみたりします。
この終わらない説明の日々。
選挙運動とは説明することとみつけたりします。

 

【難しい、けど、実現の見込みはある!】
山田太郎さんの目標値である「53万票獲得」は
山田太郎さんを応援してます」という人が53万人いるだけでは足りません。
「山田さんに投票したい」という気持ちがあっても投票に足を運ばなかったり、投票できることを知らなかったり、
投票しても何らかの事情で無効票になることもあります。

 

3年前の29万票もそうです。
私の小説にも書きましたが、

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山田さんに一票入れたい気持ちはあっても、山田さんに投票できると知らなくて書けなかった人はもとより、
何らかの事情で投票に行けなかったり、書いたんだけど間違えちゃったり、無効票になったり、いろんなケースのうえに乗っかっている結果が
29万1188票という数です。
ある意味「間違えずに山田太郎に投票できた人の数」なのです。
選ばれたエリートの数です。

53万票獲得を目指すなら、100万人ぐらいに投票してもらうのを目指して必死でやる必要があると思います。
その中の「間違えずに山田太郎に投票できる人」がやっと53万人ぐらいになるんじゃないでしょうか。
わからないけど。

 

でも、そう困難ではありません。
29万票は日本全国の選挙に行った人のうち、200人に1人、0.5%の人数にあたります。
実はけっこうな割合の人が「山田太郎」と書いてくれていたのです。
これを100人に1人、1%の人に「山田太郎」と書いてもらえば達成できる票数なのです。

だから、あなたが「山田太郎」と書いて投票してくれれば53万票獲得にちょっとだけ近づくし、あなたが周りの人に山田さんに入れてと紹介してくれたら、さらにちょっとだけ近づきます。 

 

【おわりに】
山田太郎さんは幅広い知識、実績があり、大変有能な、はっきりいってむちゃくちゃ有能な人です。
日本を良くするために、国会に必要な人です。

私は山田さんに国会議員に戻ってもらい、児童養護について
「これじゃ足りないです。ああしてください、こうしてください」と言いつけて、使い倒したいのです。
あなたもいかがですか?
あなたの困りごとを解決するために、有能な山田太郎さんに国会議員として働いてもらったら、ゼッタイにお得ですよ!

児童養護だけでなく、表現の自由を守りたい、花粉症をなんとかしてほしい、障害者雇用などなど、どの分野でも考え方は同じです。

山田さんが国会にいたほうが断然いいです。

 

日本全国の18歳以上の人は7月21日投票に行ってください。
2枚目の全国比例の投票用紙に「山田太郎」と書いてください。

なお、東京選挙区の人は1枚目の選挙区の投票用紙には「おときた駿」と書いてくださるとうれしいです。(山田さんとおときたさんは同じ政策を持つ仲間です)

https://otokitashun.com/blog/

前山なおこさんを応援する3つの理由

平成最後の選挙となる2019年4月の統一地方選挙

私は、東京の杉並区議会議員選挙に挑戦する新人候補、

前山なおこさんを応援します。

 

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前山なおこさんFacebookから


前山なおこさんは子育て政策を掲げる新人候補で35歳。

1歳児を育てる1児の母です。

杉並区で、働きながらお子さんを保育園に預けている、

これまで政治の世界とは縁がなかった女性が

区議会議員を目指すことになったのには、わけがありました。

 

 

私が前山なおこさんを応援することに決めたのは

次の3つの理由からです。

 

理由1、区議会議員になりたい動機が明確だから

理由2、実現してほしい政策だから

理由3、子どもの環境を整えるのは大人の責任だから

 

 

3つの理由について詳しく説明します。

 

理由1、区議会議員になりたい動機が明確だから

 

前山なおこさんは働きながら子育てする中で、保育園を利用しています。

ここが良いと思う保育園を選べるような選択肢はなく、

とにかく、空きがある保育園に預けるしかありませんでした。

前山なおこさんのお子さんは今、2歳まで預かってもらえる認証保育園小規模保育園に

預かってもらっています。

3歳から預かってもらえる保育園をあらためて探さなくてはなりません。

 

杉並区役所の窓口で相談しても、親身になって聞いてもらえないと感じ、

前山さんは、おもいきって区議会議員のところへ相談にいきました。

ところが、当時の区議会議員から

「一人で来たってダメ。人数をつれてきなさいよ。」といって

相談を断られたそうです。

 

区民の相談に、親身になってのってくれない区役所。

区民の話を聞こうとすらしない区議会議員。

それなら、もう自分が区議会議員になるしかない!

区議会議員になって、杉並区を子育てしやすい街に変えたい!

そう考えて、政治の勉強をし、今回の選挙に挑戦したのだそうです。

 

「子育てで困っている人をなくしたい」という前山なおこさん。

目的がはっきりしていて、強い気持ちがある人なら、

間違いなく、「子育てで困っている人をなくす」ために働いてくれるはずです。

私は、前山なおこさんは信頼できる人だと思ったので、

応援します。

 

 

理由2、実現してほしい政策だから

 

杉並区は待機児童ゼロ宣言をしていますが、

本当は、入りたい保育園に入れなくて空きを待っている「かくれ待機児童」は

解消されていません。

 

また、区役所は待機児童解消だけを目指していて、

ただ保育園を建て続けるだけです。

 

「保育園が増えるなら、いいことなのでは?」と思われるかもしれません。

本当に子どもを預けたいと思える保育園を増やしているわけではなく、

待機児童対策をしているというアリバイ作りかのように、ただ建て続けるだけなのです。

その結果、保育の質や、保育士さんの労働環境には問題があり、

改善すべき現状である、と前山なおこさんは言っています。

保護者にとって、子どもを安心して預けられる保育園でなければなりません。

これは、あきらかに、行政が改善すべき問題です。 

 

前山なおこさんは、ただ保育園を建て続けるだけでは、

その場しのぎの一時的な対策であり、

待機児童の解消とはいえない、と訴えています。

 

しかも、杉並区のいう待機児童ゼロ宣言を信じた子育て世代の人々が

ほかの市区から杉並区に転入してきて、

入園希望者が増え続けている、という悪循環になっているのです。

このまま放置していては、「かくれ待機児童」は一向に解消されません。

 

 

また、前山なおこさんは表現の自由を守る約束を表明してくれました。

 

絵本のストーリーが残酷でないように変えられている、という話を聞いたそうです。

前山なおこさんは、残酷なシーンや、のぞましくないシーンを

子どもに見せなくすることが、子どもたちのためになるとは考えていない

と言ってくれました。 

 

子どもたちの心の成長を見守るとき、

私は、前山なおこさんのような感性を持った人のほうが頼もしいと感じます。

私は、前山なおこさんは杉並区を良くするために必要な人だと考えますので、

前山なおこさんを応援します。

 

 

3、子どもの環境を整えるのは大人の責任だから

 

残念ながら、子どもには選挙権がありません。

18歳にならないと投票はできません。

子どものための政策を進める政治家を選ぶことは

選挙権をもつ大人にしかできないことなのです。

 

子どものための政策を実現することは、大人の責任です。

18歳以上の方は、ぜひ投票に行ってください。

 

子どものための環境をととのえることは

なかなか進まないものです。

残念なことですが、誰かが変えるきっかけを作らないかぎり、

行政はなかなか変わらないのです。

前山なおこさんは、そのきっかけを作ってくれる人に違いないと考えますので、

私は前山なおこさんを応援します。

 

2019年4月20日

 なんじょう

 

 

※2019年4月27日 訂正

当初、記事中に「認証保育園」と記述していましたが、正しくは「小規模保育園」でした。

記事を訂正しました。

なんじょう

2018年8月25日配信 Voicy 夫婦議員のSay!Easyトーク - 音喜多駿 第4回 より「手話政策と兵庫県明石市の取り組み」文字起こし

「夫婦議員のSay!Easyトーク - 音喜多駿

第4回:なぜ今Voicyなのか?手話政策について」より

「手話政策と兵庫県明石市の取り組み」のパートの文字起こしです。
https://voicy.jp/channel/750/28104

 

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話者

おときた駿…炎上系ブロガー議員。東京都議会議員(北区選出)。

東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

三次ゆりか…元シングルマザーで元ギャルママ議員。江東区議会議員。

江東区議会議員 「三次ゆりか」 子育て支援 教育改革 行財政改革 社会保障

 

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おときた駿(以下、駿) ではつづいて、ふたつめのテーマは、政策の話をしたいと思います。
三次ゆりか(以下、ゆりか) はい。

駿 えー、三次ゆりかさんが、先日、兵庫県明石市に、視察にいってきて。

ゆりか はい。

駿 大変勉強になったということですので。

ゆりか はい。

駿 まずそのご報告というか、話をしてもらいたいと思います。

ゆりか はい。あのー、まだカッコ仮なんですけど、手話議連ていうのを。

駿 手話議連。

ゆりか はい。立ち上げようというメンバーで。

駿 議連ていうのは、ちなみに、議員連盟の略で。

ゆりか 議員の。はい。

駿 議員のチームですね。はい。

ゆりか で、あの、数人で、行ってきたんですけども。

駿 ええ。

ゆりか 明石市の障害者政策と、あとユニバーサル…

駿 ユニバーサル検定?

ゆりか 検定の件と、あとは当事者がいる、やねたに議員と、意見交換会をしてきました。

駿 はい。前提として兵庫県明石市というのは、ひじょうにその、障害者対応、とりわけ聴覚障害者の対応が先進的な市区町村でして。市長もですね、みずから手話検定2級かな、取ってて手話ができるし。

ゆりか あーそうそうそうそう。

駿 実際に聴覚障害者の議員の方も1人、前回の選挙で当選したと。で手話言語コミュニケーション条例という条例をかなり全国の中では最初のほうに作ってですね。

ゆりか そうそう。

駿 こういった聴覚障害者の支援がひじょうに手厚いというのが、兵庫県明石市なんですね。なのでそこで手話を普及しようという手話議連のメンバーが、視察にいってきたということなんですけど。

ゆりか うん。

駿 具体的にどんな取り組みをしてたんですか、ゆりかさん。明石市は。

ゆりか 具体的に。明石市の職員さんの研修がすごく手厚くて。

駿 うん。うん。

ゆりか ユニバーサルマナー研修とかも、やっていたり。

駿 はい。

ゆりか あと、やっぱりいちばん衝撃的だったのが、われわれが会話してるのは、無料で会話できるけど、聴覚障害者の方は、手話通訳士がいないと、会話が成り立たないと。

駿 うん。

ゆりか その手話通訳士を雇うというか、依頼するのは、聴覚障害者の人たちがしてるから、それってみんながふつうに会話するのに、その人はお金をかかってるのはおかしいでしょということで、明石市は、手話通訳士の職員さんを、本気でやりますっていうことで。年収も600万に設定をして。庁舎内とかもそうですし、やねたに議員が活動するのも全部公費で。全部とは、まではいわないですけど、ほぼ、ほぼほぼ公費。

駿 要はコストがほとんどかからずに聴覚障害者の方の、情報保障っていうんですけど、情報が伝わるようになってるということですね。

ゆりか そういうことですね。

駿 ユニバーサルマナー検定というのはですね、障害者の方にどういうふうに対応すればいいかとかですね、そういうのがけっこう一般の方が分からないので。

ゆりか そうそう。声かけとかね。

駿 そういうのについて。そうですね、視覚障害の方に突然こう、サポートしますってガシッとつかんじゃだめですとか。

ゆりか 「大丈夫ですか」とかいうふうに声かけたら、どんな人でも、「あ、大丈夫です」としか。

駿 漠然と声かけちゃいけないとか。あとは一緒に歩く時は「あと3メートルです」とか、いっぱい声かけましょうとかですね。そういうのをやってくれる研修があるんですけども、そういうのをしっかりやってるということと、今言ったみたく、聴覚障害の方のコミュニケーションコストというのをゼロにしようということをやってるわけですね。

ゆりか いやー。ほんと、すごかった。

駿 ちなみにですね。聴覚障害について基本的な話をすると、みなさん手話って、聴覚障害の方どれくらい理解してるか、何パーセントくらいの方が手話使うって、知ってます?

ゆりか もう…ちょっと前まで、手話使っちゃだめよ的な感じだったんだよね。

駿 ん? 誰が?

ゆりか なんかこう、日本全体が。

駿 日本全体が?

ゆりか 手話を使っちゃだめですっていう感じの教育でしたって、なんか、言ってたよ。

駿 まあ、手話使っちゃだめというか、要は健常者の方に追いつくために、口でこう、読める、読唇術とか、要は聴覚補助器をつけて、なるべく声でしゃべりましょうっていうことを目差してた時期があったんですよ。

ゆりか ふーん。

駿 それもあったのと、結局、結論から言うと、手話っていうのだいたい14%ぐらいですよね、聴覚障害の方が使うのは。

ゆりか うーん。

駿 一般の方々は、まあ情報保障という、聴覚障害者の方といえば手話と思ってるけども、実は80%以上の人は手話分かんなくて、文字とか、字幕とか。

ゆりか 筆談ね。

駿 筆談とかそういうことじゃないとだめと。特に中途失聴といわれる、生まれつき聴覚障害者じゃなくて、途中から聴力がなくなってしまった人は、やっぱ手話ができない方が多いので、手話だけやっても、情報保障というのは完成しないと。

ゆりか うん。

駿 だから明石市は、手話言語条例とかけっこういろんなとこが作って、手話は言語だから普及しましょうってやってるんですけども、「手話言語コミュニケーション条例」という名前にして、コミュニケーションというのは筆談とか、字幕とか、そういうのも入ってるんですよっていう、そういうハイブリッドな条例を作ったっていうのが、けっこう明石市のすごいとこなんですね。

ゆりか うん。いやほんとすごい。

駿 それでね、100%手話だけじゃ、やっぱりね、だめなのでね。いま電話とかでも、字幕がついたりとか。そういういろんなサービスがあるので。

ゆりか うん。

駿 そういうのもね、ほんとに東京都とか、ほかの自治体でもやってかなきゃいけないなというふうに思いますね。

ゆりか これ、しかも、視覚、聴覚に障害のある人たちと、避難訓練を実施してるんですよ。

駿 ええ。

ゆりか これすごいなっていう話が出ましたね。

駿 あー。そうなんですよね。防災、サイレンとかも全く聞こえないですからね、聴覚障害者の方は。だからメールもちゃんと飛ばさなきゃいけないし。逆に視覚障害者の人は音でしか判断できないしっていう。

ゆりか そうそうそう。でも近所の人とかがね、隣にそういう人が住んでるとか分かんないから、ドンドンドン、火事ですよ、とか、ドンドンドン、っていっても。

駿 うん。

ゆりか ねえ。そういった時、どうしたらいいのっていうの、みんなに普及していけば、いいよね。

駿 そうなんですよね。実際、訓練しないと分かんないですから、そういうのはね。

ゆりか 分かんない。

駿 それは、でも、すばらしい取り組みですね。

ゆりか いやほんとすばらしいと思ったし、あとは、その、ユニバーサル検定。

駿 うん。マナー検定?

ゆりか うん。30人、集めれば、出張して教えてくれるんだって。

駿 要は企業とかでも、無料で受けられるってことか。

ゆりか そうそうそう。あ、無料じゃないんだよね。3級はね、5千円つったかな。

駿 へー。

ゆりか で、2級はちょっと高くて、1万円とか、まあそんな感じだったかと思います。

駿 市が率先して、そういう研修を、みんなで受けましょうっていうことをやってるわけですねー。

ゆりか そうそうそう。すっごい、いいなあと思いましたよー。明石市

駿 明石市はね、ほんと、差別を解消する条例とか、もうほんとに障害者に対して、すごくコミットメントしていて。

ゆりか うん。

駿 差別をなくそうという。やっぱ市長がね、もともと弁護士さんで。

ゆりか うん。

駿 家族の方にもたしか障害をお持ちの、障害者の方がいて。

ゆりか うんうん。

駿 そういったこともあってね、ひじょうに熱意を持って取り組んでいるので。やっぱ市長がかわるとほんとに、自治体って変わるんだなってことの典型的な例のひとつですね。

ゆりか ねえ。でも、やねたに議員さんもいて、それも変わったことも多かったっていうお話を聞きましたよ。

駿 ああそうですね。当事者の議員が1人いるかどうか。あの、ひじょうに、議会って議事録を残すっていうのがひじょうに大事で。音声をこう、みんなペーパー読んでんですけども、あんなのべつに、内容分かってんだから読まなくてもいいじゃんってみんな言うんですけども、やっぱこう議場でしゃべって、その言葉が残るっていうことが大事なんですよね。

ゆりか うん。

駿 だから基本的にその障害者、聴覚障害とか、しゃべれない人がいるってことが、もう前提とされてなくて。

ゆりか うんうん。

駿 しゃべりが重要、しゃべらないとなかったことになるっていうのが議会なので、そこにやっぱり、ね、お話ができない方が出るっていうのは、その概念を根底からくつがえさなきゃいけないわけですから。

ゆりか 手話通訳士をちゃんとそこに。

駿 うん。ちなみに、わが北区も3年前に筆談ホステスという、聴覚障害の議員さんが誕生しましたんで。コンピュータの持ち込みもできるようになりましたし。

ゆりか うん。そうそう。

駿 音声読み上げソフトで質問ができるようになったので。

ゆりか やっぱ当事者がいるからね。変わりますよね。

駿 やっぱ一気に変わりますからね。一瞬で。

ゆりか うん。

駿 ま、なんでね、今、障害をお持ちの方、障害者の方って、たぶん5%くらいかな、全体で。でも議員の中では0.0何パーセントしかいなくて。

ゆりか うん。

駿 でも比率から考えたら、もっと当事者の方っていうのが、政治の世界に来ていただいてですね。

ゆりか うん。

駿 意見を発信してほしいなって思いますよね。

ゆりか 思いますね。

駿 うん。まああの、2020年もパラリンピックも東京都はひかえておりますので。

ゆりか はい。

駿 そこに向けて、明石市に負けないように、追いついてですね。

ゆりか そうですね。

駿 もうね今回、秋の制定される条例で、こないだ制定された条例で、いちおう手話っていうのは入ったんですけどもね。

ゆりか うん。

駿 まだまだちょっと明石市に比べると、ちょっとね内容が不十分なので、それもぜひブラッシュアップしていきたいなと、思っております。

ゆりか なんかさ、その、手話っていうと、聴覚障害者の人たちのための、言語みたいな感じな風潮じゃないですか。まずそういう第一歩っていいかもしんないけど。

駿 うん。

ゆりか やっぱ、ゆくゆくは、手話ってべつに、健常者同士でも、できて、なんていうんだろ子供たち同士でも、なんかこう遠くにいても、手話をして、あーそういう感じねオッケー、みたいなのになれば、ちょっと、手話通訳士さんたちの職業はなくなっちゃうかもしれないけど、どんなときでも、こう、すわ、しゅわ、ちゅ、ちゅ(笑)

駿 (笑)手話通訳。

ゆりか 通訳士を、呼んだりするとか手間をね、省けたりして、全員が手話ができたらすごくいいなと。

駿 それはね。もっと進めると、日本語の手話って日本語しか通じなくて。ブリティッシュイングリッシュ手話とか。あれを統一して、全世界の人が一個の手話覚えれば。

ゆりか まあね。

駿 けっこう、全ての問題が解決していくっていう、そういう見果てぬ夢はあったりするんですけどね。

ゆりか 赤ちゃんとのね、ファーストサインとかもあるよね。

駿 ハンドサインとかね。あれはねー、ほんと、やっぱ手話って勉強すると分かるんですけど、けっこう、みんながペコっておじぎするとか、なんかそういうのに合わせてるから、やっぱ文化に根づいてるんですよね。

ゆりか たしかに。

駿 だからなかなかこう世界統一言語の手話作るって、そうとうハードルは高いと思うんですけども。

ゆりか 関東と関西でも違うっていうよね。

駿 そういうのもあるのでね。ちなみに手話は言語であるって話もまた奥が深いんですけども、これはちょっと今日は時間がなくなってしまったので。

ゆりか はい。

駿 また後日、ぜひ取り上げてみたいと思いますので。

ゆりか はい。

駿 みなさんもこれをきっかけに手話や聴覚障害者の情報保障、そういったところに興味を持ってもらえると、うれしいです。

ゆりか はい。

2018年8月15日配信 Voicy 夫婦議員のSay!Easyトーク - 音喜多駿 第1回 より「表現の自由・コミケについて」文字起こし

「夫婦議員のSay!Easyトーク - 音喜多駿

第1回:終戦の日表現の自由コミケについて」より

表現の自由コミケについて」のパートの文字起こしです。

https://voicy.jp/channel/750/27468

 

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話者

おときた駿…炎上系ブロガー議員。東京都議会議員(北区選出)。

東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

三次ゆりか…元シングルマザーでギャルママ議員。江東区議会議員。

Yurika Mitsugi (@yurikamitsugi) • Instagram photos and videos

 

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おときた駿(以下、駿) はい。ということで、じゃあ、本日ふたつめの話題にいきたいと思います。

三次ゆりか(以下、ゆりか) はい。

駿 ふたつめは、表現の自由、という話題に、いきたいと思います。

ゆりか はい。なんだか難しそうな話題じゃないですか?

駿 そうなんですよ。難しそうな話題ですけども、簡単にいうとまあ、コミケの話ですわ。

ゆりか ああコミケ。あの、ビッグサイトの。

駿 はい。先週、コミックマーケット、やってましたね、3日間。

ゆりか はい。やってました。夏のコミケ

駿 夏のコミケ。まあ毎年数十万人が訪れるという一大イベントなんですが。

ゆりか はい。

駿 これ、毎年われわれもですね、山田太郎参議院議員がやってる街頭演説会に、参加させていただいて。

ゆりか はい。

駿 マイクを握って、しゃべったりしてるわけですが。

ゆりか はい。

駿 なぜこういうことを政治家であるわれわれがしてるかというとですね。

ゆりか うん。

駿 表現の規制というのが、やはりどうしても、かかりがちであると。

ゆりか うん。

駿 で、コミックマーケットというのはですね、いろんな表現があって。

ゆりか はい。

駿 たとえば性に関するものとか、二次元に関するものとか、そういう小説とかマンガが非常に多いと。

ゆりか はい。

駿 で、こういうのをやっぱ目くじら立てる人が、たくさんいらっしゃるわけですね。

ゆりか そうなんですねー。

駿 教育によくないと。こういうのは発禁処分にしろとか。

ゆりか うん。

駿 子供の目の届くところに置いてはいけないと、売らないようにと、いうことでですね。政治家がそういう規制をかけようとしてくると。

ゆりか うん。

駿 しかしですね、表現というのは、やっぱり、制限できないものだから。

ゆりか はい。

駿 こういうのは自由にやらせてほしいという方々も、当然たくさんいらっしゃって。そういう方々もこのコミックマーケットに集っているわけですよね。

ゆりか うん。

駿 これについて、やはりこの表現の自由を守るためには、ただ単にそのまま黙っていたら、やっぱ規制するという側のほうが声が大きいですから。

ゆりか はい。

駿 どんどんどんどん、隅に追いやられて、いずれコミックマーケットもできなくなってしまうかもしれないと。

ゆりか うん。

駿 そういうことにさせないように、われわれ表現の自由を守りたいと思う政治家たちが、コミケの参加者の方々に、ぜひ声を上げてほしいと。表現の自由を守るために、一緒に戦ってほしいと、いうことを訴えているわけですね。

ゆりか うん。今回の3日間もすごい人、多かったですね。

駿 うん。そうですね。2年後がオリンピックパラリンピックで、ちょっと時期がずれるかもしれないので。

ゆりか うん。

駿 この時期に開催は、今年と来年ですし。平成最後の夏のコミケ、ですわな。そういう意味では。

ゆりか 私、1日目行きました。

駿 お。何をしゃべったんですか?

ゆりか 何しゃべったんだか、ちょっと忘れちゃったんですけど(笑)。

駿 はははは(笑)。

ゆりか 何だっけな。とりあえず、あの、知人が、コミケのための、託児所をやってるんですよ。

駿 ほうほう。いいことですね。

ゆりか 夏コミケ冬コミケと3日間ずつあるじゃないですか。

駿 うん。

ゆりか それのための、託児所。やっぱりお母さんになると、やりたいこと諦めなきゃいけないっていう人たちが多くて。

駿 うん。

ゆりか でも、その、コミケに参加したいっていうお母さんたちも、近場で託児して、自由にコスプレしたり、遊んできてくださいっていう託児所をやってる方に、場所がないということでご相談いただいて。いくつか場所のご提供をさせていただきました。

駿 ふうん。なるほど。コミケにプラス子育て支援ですね。

ゆりか うんうん。

駿 新しいですね。たしかにコミケの参加者は独身が非常に多そうなイメージがあるし実際そうなんでしょうけども、子連れでも参加できるっていうふうになると、いいかもしれないですよね。

ゆりか そうですね。

駿 われわれ去年子供つれていったよね。

ゆりか 行った行った。

駿 なんか、すごい…

ゆりか 行ったし、なんか年々、私がいちばん最初に、音喜多さんがしゃべるっていって、一緒についていったときは、全然、議員とかが応援してる人たちが少なかったので。

駿 うん。いなかった。

ゆりか 私がこないだ参加させてもらったときはもういっぱい議員とかが。あちこちから来て応援して(笑)。

駿 そうなんですよね。でさ、ぼくは、山田さんがこの演説やり始めたのが、2013年で。

ゆりか はい。

駿 ぼくは2014年から参加してるんですよ。

ゆりか うんうん。

駿 で、その頃はほんとに山田さんと、秘書の坂井さんと、あと私しかしゃべる人がいなくて。

ゆりか ふふふふ(笑)。

駿 2時間3人で延々にマイクをつないで、次おまえしゃべれ、おまえしゃべれよ、みたいな。もういいっす、みたいな。まだあと、あと1時間っすか、みたいな、感じだったわけですよね。

ゆりか うん。

駿 それが徐々に増えていって。

ゆりか うんうんうん。

駿 それは非常にありがたいんですが。ちょっと思うのはね。いつから増えたかって、山田さんが参議院選挙で30万票近く票取ったからなんですよ。それでね、表現の自由が、票になるからと思ってですね、ちょっとわらわら駆けつけて、いるようなふしが、ある方も、いらっしゃる、気がする。まあそりゃね、目的が何でもね、いいんですけども。

ゆりか うん。うん。

駿 で、そんな中でね、ぼくもよく、音喜多は何でもかんでも乗っかるとか、票を取ろうとしてるとか言われるんですが、いや待て、と。ぼくはそんなものが、判る前からずっと、けっこういたにもかかわらず。

ゆりか たしかに。たしかに。

駿 逆にね、最近になって乗っかって、いや乗っかってきたっていう言い方悪いですけども。

ゆりか うんうん。

駿 参加した方と同じように見られるというか、ちょっと遺憾だなと、正直思ってます。

ゆりか なるほど。そういうふうに見られやすい、のかな。

駿 見られやすい。まあ、何でも乗っかる…

ゆりか 損してますね。それはね。

駿 ほんとなんですよ。ほんと2014年とかの時はね、「表現の自由だー」とか言ったって、みんな「なんだあいつ」みたいな。

ゆりか うんうんうん。

駿 2013年なんかもっとひどかったって山田さんは言ってたけどね。それがいまや、立ち止まってくれる人がもう50人ぐらい固定客がいて。

ゆりか ねー。ほんと、すごい。

駿 ちょっと聞いてるだけの人あわせても数百人とか数千人とか、たぶん耳を貸してるんだなあというふうに思いますね。

ゆりか うん。ほんと上に乗ってね、しゃべってても、いっぱい手を振ってくれる方がいるし、なんかマーク、なんていうんだろ、手を振ってくれるだけじゃなくて、なんか、なんていうの、マークを送ってくれる人たち。

駿 あーそうそう、ハンドサインみたいなね。

ゆりか うん。すごいいっぱいいて。なんかそういうの、こちらとしても、嬉しいですよね。

駿 そうなんですよね。やっぱり今、政治スケジュールとしてはね、軽減税率っていうのが消費税が上がる時に導入されますけども。その時に図書、本を軽減税率の対象外にするためにはですね、業界が、自主規制で、性表現の過激なものとか、そういったものを取り締まる、自主規制しようという動きもあるらしく、そんなのもうほんとに業界の自滅というか、「表現の死」なので、やっぱそういうことも声を上げてですね、コミケの参加者とか若い方々中心にですね、守っていかなきゃいけないと思いますし。

ゆりか うん。

駿 ま、こういう活動はね、まあ票のためでもなんでも、目的は、いいんですけども。

ゆりか いや素晴らしいことをしましたよね。なんかもう、政治業界の、改革をしましたね。

駿 山田さんは、ほんとにそれは。だって、ぼくだって半信半疑というか、山田さん、そんなことだけじゃ、絶対、票取れないですよ、5万票もいかないですよみたいな、ていうことを何度も、本人に言ってたのに。ふた開けてみたら29万票というのは、ほんとにぶっ飛びましたよね。

ゆりか いや、でも、やっぱり日本って、マンガ大国っていうくらい、アニメもすごい進んでるし。アニメ、好きな人、多いですよ。

駿 うん。

ゆりか うん。

駿 そうね。まあ、だからコミケにもあんなに人が集まるわけだし。

ゆりか うん。

駿 おそらく今までコミケに行く人というのは、選挙で投票にあまり行かなかったと思うんですけども。

ゆりか うんうんうんうん。

駿 そういう人たちがね、一丸となって、こう入れれば、ほんと30万票っていうとコミケの参加者の数とわりと近しい数ですけども。

ゆりか なんかそれをね、お母さんたちにも、なんとかやってほしい。うん。

駿 ああ、それはそうかもね。保育園に通わせてるママたちが、全部入れれば参議院議員1人ぐらい誕生させられるんだという。

ゆりか そうそうそう。そうなんですよ。お母さんたちにも何かそのきっかけを築いてほしい。

駿 そうですね。そういうのはね。マンガでもなんでもいいし、身近で困ったことでもいいし。何かのきっかけが政治を動かすということは、あるのかなということは、是非、皆さんに知ってもらいたいですよね。

ゆりか こないだしゃべったの、思い出しましたよ。

駿 ん?

ゆりか あのー。次の選挙で、通ったときには、あのー、自分でマンガをかきたいっていう話をしました。

駿 ほうほう。あ、なるほど。

ゆりか うん。

駿 まあ、あの、ゆりかさん、絵は上手ですからね。

ゆりか はい。絵かくの好きなので。

駿 長女が横でお絵かきしてるんですが、それを見て思い出したらしい(笑)。

ゆりか そうそうお絵かき。それ見て思い出した(笑)。

駿 長女も手先が器用で、絵も上手いので。そのうちコミケにね、出展するように、親子で。

ゆりか 出展はね、すごい大変だつってましたよ。

駿 激戦なんでしょ、いろいろと。

ゆりか うん。そうそう。席が取れないって言ってました。

駿 そうそうそうそう。だから3日目で、どこどこで、みたいな感じでねえ。山田さんも毎年やってますけども。

ゆりか うん。

駿 はい。というとこで、なかなか、お時間も迫ってまいりましたんで。

ゆりか はい。

駿 ということでですね。皆さん、ぜひ、こういったものをきっかけに、なんでもいいのできっかけに、政治に関心を持ってください。以上、表現の自由のコーナーでした。